【スタイリスト紹介:狩野希さん】お客様一人ひとりに寄り添う美容師を目指して

今回は、レイブランカのスタイリスト・狩野希(かりの のぞみ)さんのインタビューを紹介します。
美容師になったきっかけ、得意な施術、接客で心がけていること、今後の目標を伺いました。

40代以上で髪質や髪の悩みが変化している方、ショートカットにしたい方、多毛・癖っ毛でお悩みの方は、ぜひご覧ください。


 

レイブランカは、トータルビューティーを実現できる場所

―美容師を目指したのはいつ頃ですか?
中学生のときです。母が美容師だったので、子どもの頃から身近な存在でした。母はブライダル専門のヘアメイクをするお店を経営しており、私も小さい頃から母の仕事を見ていて「花嫁さんに携わる、花嫁さんを綺麗にするのっていいなぁ」と思っていました。

―その後は、高校卒業後に美容専門学校に進んだのでしょうか。

はい。最初は地元の宮城の専門学校を考えていたんですが、仙台の美容学校出身である母から「同じ道を辿ったら同じ結果で終わるから、東京に行きなさい」と言われて笑。

私は上京には乗り気ではなかったのですが、母の後押しで東京の専門学校に行くことにしました。どんな学校があるかよく知らなかったので、一番有名だった山野美容専門学校に入りました。


―美容学校時代の思い出は?

学校で学べることは学校で習得して、卒業後すぐに実践出来る状態にしたいと考えていました。課外授業だった着物の着付も受講していました。

学校生活は楽しかったです。美容師になりたくて入学する人ばかりなので、学びたい意欲が高い人達に囲まれて充実していました。

 

―学校卒業後、どのようにしてレイブランカに入社されたんですか?

他の美容室からも内定をいただいたのですが、最終的にレイブランカを選びました。

レイブランカを選んだのは、ヘアメイクと着付をどちらもできること、庸子先生(当時社長、現会長・石井庸子、以下「庸子先生」)が、一番若手のアシスタントに「あなたはこの技術が足りないから◯◯を勉強しなさい」と直接教えていて、目が行き届いているなと感じたからです。

最初に内定をいただいた会社は規模が大きく、ヘアメイクと着付部門が分かれていました。「ヘアメイクと着付け、どちらかしか出来ないんだ」と思っていたのですが、担任の先生が、私がブライダルや着付をやりたいと話していたことと、私自身の雰囲気がレイブランカに合うのではないか?と考えてくださり、会社説明会があるから見ておいでと勧められました。説明会で「どちらもやっていいんだ」と聞いて、ここだ!!と思いました。

 

―レイブランカのコンセプトである「トータルビューティー」をできる場所だと感じたんですね。

そうですね。もともと、1人のお客様を自分が全部仕上げてあげられる美容師になりたいと思っていました。髪もセットして、メイクもして、爪も塗って、着物も着付けて「いってらっしゃい」って送り出すことができたらいいなと。

もちろん周りの協力は大切ですが、スキルがあれば最悪1人で全部できるし、協力してくれる人がいるなら、自分ですべて出来る前提で協力してもらう方が、トータルコーディネートをお客様に提供できると考えています。

 


 

大切にしているのは「お客様の声に寄り添う」「心の声を聞く」

―お客様と接するときに心がけていることは?

一番心がけているのは、「寄り添う」「聞く」「傾聴する」の3つです。お客様は、どうしたい・どうなりたいというのを具体的に説明するのが難しいと思うので、こちらからの質問でかたちにしていきます。

例えば「短くしたい」という要望ひとつ取っても、理由は人それぞれです。暑いから短くしたい、見た目を変えたい、シャンプーが大変、など。なので理由を聞き、お客様のライフスタイルや年齢も踏まえて、いくつか選択肢をご提案するようにしています。

 

―要望が曖昧な状態でも相談できるのは、お客様としてはありがたいですね。「いつもと同じで」と言われたときは、どんなコミュニケーションを取りますか?


毎回細かく質問されると面倒に感じるお客様もいると思うので、「やりにくいところはないですか?」などと質問を変えながらコミュニケーションを取っています。こちらも毎回同じだと飽きてしまいますし、お客様も飽きないようにしたいと思っています。


―狩野さんの得意なヘアスタイル、技術を教えてください。

ショート、多毛、癖っ毛の方のカットが得意です。カットは施術メニューの中でいちばん好きです。年代だと、40代以上のお客様ですかね。このお客様の悩みはこれかな?こうしたいのかな?が感覚的に分かります。

ボリュームがなくなってきた、ツヤがなくなってきた、前と同じようにセットできなくなった などのお悩みに合わせてご提案しています。

 

―日常的なケアやスタイリングもアドバイスしますか?

はい。乾かし方や、起床後のセット方法など、毎日続けられることをお伝えしています。それをカルテに書きとめて、次の来店時に「どうでしたか?」と聞くようにしています。

シャンプーやオイルの選び方をアドバイスすることもありますが、会話の中でシャンプーの話になったり、髪の悩みがシャンプーで解決しそうだなと思ったときに話題に出す程度で、むやみに聞かないようにしています。

 

―今までで一番嬉しかったことはどんなことですか?

長くご来店いただいているお客様にお子様が生まれて、お子様の初めてのカットを担当して、七五三も担当して、という経験をしたときは嬉しかったです。長くやってきてよかったなと感じました。お店自体が30年以上の歴史があるので、親子3代で来てくださるお客様もいます。

 

―逆に、失敗談はありますか?

今は大きな失敗はしなくなりましたが、キャリアが浅い頃は早朝のお客様のときに寝坊した、ストレートパーマの薬の配合を間違えてしまった、カラーの色を間違えてしまった・・・などいろいろ失敗しました。

そのため、「やり直すことを怖がらない」をいつも心がけています。

これは庸子先生からずっと言われ続けていることです。特に結婚式や七五三などのイベントは、その日一度きり。だからこそ、何か違和感を感じたら、やり直すことを怖がらず、他の人の手を借りてでもやり直しなさい、もう1回やり直すことはできないのだからと。

ですので、通常のカットやカラーなどの施術でも、お客様には「違うなとか、こうしたいとかあったら言ってくださいね」とこまめにお声がけするようにしています。

 


 

いつまでも「狩野に担当してほしい」と言われる美容師でありたい


―今後挑戦したいことは?

七五三の日本髪を練習しています。庸子先生のように出来るようになりたいですね。日本髪をやればすべてのヘアセットに繋がると言われていて、やればやるほどその言葉の意味が分かります。

 

―5年後、10年後の理想像は?

長くご来店いただいているお客様に、飽きずに信頼して来続けていただく。そして「狩野にやってもらいたい」と思ってもらえる美容師になりたいです。同時に、初めての新規のお客様にも必要としてもらえる美容師を目指しています。

 

―最後に、お客様へのメッセージをお願いします。

ご来店時だけでなく、日常的なヘアケアがしやすいように、髪型で気分がよくなるように、長い目で見てお客様に喜んでもらえる美容師でいたいと思っています。これからもお客様との会話を大切にしていきます。

お悩みがあれば一緒に解決したいので、気軽に相談してください!

 

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