美容師としてのキャリアを一度は終えたと思っていた皆さんへ。
レイブランカでは、また美容室で働きたい!という方を募集しています。
安心して働けるよう、ワークライフバランスを大切にし、柔軟なシフト制度でプライベートも充実できる環境を作っています。
例えばママさんであれば、無理のない可能な限りの時短勤務。ブランクがあり技術に不安があれば、カラーリスト兼アシスタントとして入客していき、慣れてきたらスタイリストとしてお客様を担当していただくこともできます。
レイブランカの代表・石井香織さんからのメッセージをお届けします。
少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ求人応募フォームからエントリーください!
一般事務から美容室経営者へ
―香織さんは美容師出身ではないと伺いました。美容室経営者では珍しい経歴ですよね。
そうですね。私はレイブランカの先代の社長(現会長・石井庸子、以下「庸子先生」)から見ると、義理の娘にあたります。
美容師からスタートして美容室経営者になったわけではないので、業界の中では変わった経歴かもしれません。
社会人なりたてのときは総務などの一般事務職でした。
25歳で結婚したときに「手に職をつけたい」と思い、設計事務所に転職して働きながらCADの勉強をしていたので、美容業界で働くことになるとは思ってもみなかったです。
美容業界で働くきっかけは29歳のときですね。
庸子先生が重い病気になり、状況が一変しました。それまで経営のすべてを庸子先生が対応していたので、「経営のこともお金のことも、誰も知ってる人がいない」という課題が出てきました。
それでなぜか私に白羽の矢が立ったんです。
レイブランカにはお客さんとして来ていたので、スタッフとは顔見知りですし、ショーがあればモデルとして参加していました。
ただ、美容師の仕事に関わったことがなく、今までのキャリアとはまったく違う世界だったので、自分としてはまったく想定してませんでした。
―レイブランカの経営には、どのように関わっていたのでしょうか。
最初は人事・経理・総務の仕事から始めました。
庸子先生が病気から回復したので、庸子先生が引き続き社長、私はバックオフィス業務を担当、という期間が8〜9年続きました。
また、ネイルが好きだったのでネイルの学校に通って技術を身につけて、お店でネイルの施術メニューもスタートしました。
代表取締役になったのは41歳のときです。
私はその頃、経営者向けの研修に通っていて、税理士事務所に勤めている同期が登記をしてくれました。「社長就任おめでとう!」と同期のみんなにお祝いしてもらって、見守られながら社長になったという感覚です。
美容師のゴールはスタイリストだけではない
―美容師業界の人材育成、採用について、課題に感じていることはありますか?
おもに2つあります。
1つは労働環境です。ただこれは、昔と比べて改善していると感じています。
昔は社会保険に加入する美容室が少なく、就業規則という概念もありませんでした。
私自身、レイブランカに関わり始めた頃に「こんなに心も体も使って長時間働いているのに、なぜうちのスタッフはお給料が少ないんだろう?」と思っていました。
今は社会保険に加入する美容室が増え、1日8時間労働・週休2日制など働く環境が整ってきています。
美容専門学校の教科書にも社会保険について書かれていますし、学校からも「社会保険に加入している美容室のみ学校説明会に来てください」と言われています。
2つめは、「美容師のゴールはスタイリスト」という考えが主流であること。
美容師は、カット、カラー、パーマをすべてできて当たり前、これが最終地点と思われがちです。ただ、ハサミを持つのが怖いという人もいるので、アシスタント専任という選択肢があってもいいと思っています。
結婚や出産のタイミングで一度スタイリストを辞めた方にも当てはまります。
子育てが落ち着いたから仕事に復帰したい。でもスタイリストとして復帰は自信がない方は、アシスタントとして頑張ればいい。
スタイリストとして再復帰したい方は、まずアシスタントとして仕事の感覚を取り戻し、練習をして、「カットしても大丈夫だね」という状態になったらお客様に入る。
働く方がそれぞれ、自分はどうしたいのか、どんな仕事が好きなのか、どう生きたら幸せかを考えて選択するのがよいと思います。
―全員がスタイリストを目指さなくてもいい、ネイリスト兼アシスタント、アシスタント専任という道もあることを示せたら、業界に残る人は増えると思いますか?
思いますね。勤めていた美容室がたまたま合わなかっただけかもしれない。それを「自分は美容師に向いてない」「スタイリストを目指すなんて無理」「好きな仕事ではない」と結論づけて、美容師自体を辞めてしまう人が多いのはすごくもったいないと思います。
レイブランカでも過去、入社後数ヶ月で退職し、美容師自体を辞めてしまった人がいました。
業界として損失ですし、そう思わせてしまって申し訳なかったなと思います。
美容師を最初に志したならば、自分に合った美容室に出会える可能性を捨てずに、美容師は辞めないでほしいです。
トータルビューティーの美容室だから、様々な働き方を選べる
―レイブランカの働き方にはどんな特徴がありますか?
私たちは【トータルビューティー】の美容室なので、カット・カラー・パーマ、ネイル、エステ、ヘッドスパ、着付けなど、色々なメニューがあります。
以前、「スタイリストデビューしたけど、お客様に入るのが怖い」と悩んでいたスタッフがいました。他に何ができそうか話していたら、「エステをやりたいです」と言ってくれたので、エステメニューをしながらアシスタント業務をしてもらっていました。
彼女はその後、エステを極めたいと言ってレイブランカを卒業しましたが、それはそれでよかったと思います。
トータルビューティーサロンだからこそ自分の好きなことを見つけられた、ということなのかなと。今後入社する方も、レイブランカをうまく利用してほしいと思います。
また、時間調整ができるのも特徴です。実際、時短やアルバイトで働いているスタッフもいます。1日に3時間でも4時間でも働ける日があるなら、私たちは大歓迎です。
―以前スタイリストとして働いていた方のアシスタントも募集していますよね。
はい。美容師免許を持っているけど美容室で採用されない人がいると人材紹介会社の方から聞いたことがきっかけです。
例えば以前スタイリストとして働いていた方だと、美容室に紹介しても「即戦力なら採用したいが、ブランクがある人は採用しない」「アシスタントは募集していない」という返答が多いそうです。
それを聞いてすごくもったいないなと思ったのと、そういう方が世の中に結構いるのかも?と考え始めました。
あとは、社会人になってから通信教育で美容学校に通っている方。実務経験がないので受け皿がとても少ないです。美容師免許がない人は施術をできないというルールはありますが、美容室で働くのはNGにはならないのです。
電話対応・掃除・事務作業などは問題ないのですが、美容師免許を持たない方にお給料を払いたくない、と考える美容室は多いです。
―採用、育成で大事にしていることはありますか?
この仕事をしたい、学びたいという気持ちは人それぞれ芽生えるものなので、自主性を尊重しています。
また、理念に共感できるかどうかも大切しています。
レイブランカの理念は「私たちは美道を通じお客様に貢献できることを誇りに思う」。
私たちはあくまでも“黒子”の存在であり、お客様に喜んでいただくことが何よりも大切だと思っています。「綺麗になった」「悩みが解決できた」と喜んでもらうためなら何でもやる、という気持ちでお客様と向き合っています。
あなたの才能、レイブランカで再び輝かせませんか?
―美容師業界の人材を増やすために、香織さんがやってみたいことはありますか?
逃げ道を作ってあげたいです。美容学校で学んだこと、美容師免許を活かせる働き方はあるので。
スタイリストをゴールとしない方が出てきたときに、アシスタント専任で頑張る、ネイリストを目指す、ヘッドスパ専門店をやってみる など、選択肢がたくさんある環境を作りたいですね。
―最後に、美容師業界への復帰を考えている皆さんへのメッセージをお願いします。
美容師業界での経験は、とても貴重な財産です。その経験を活かしたい方々を、私たちは全力でサポートします。
少しでも共感いただけたらぜひご連絡ください。お待ちしています!